初心者向けにWindowsの基本の基本を解説。起動から終了、名称やソフトウェアの起動方法などについて。
ウィンドウズって?
ウィンドウズとは、米国マイクロソフト社が開発した基本ソフトと呼ばれるソフトです。パソコンの操作やアプリケーション起動するのに必要なソフトです。OS(オーエス:Operating Systemの略)とも呼ばれます。
パソコンはコマンドという命令をキーボードで入力して操作しなければならないものですが、Windowsなどの基本ソフトでは絵やメニューなどで視覚的に操作できるようになっています。このように視覚的に操作できるような仕組みをGUI(ジーユーアイ:Graphic User Interfaceの略)と言います。
Windowsの起動

まず、パソコンの電源を入れます。電源の入れ方パソコンの説明書を見てください。Windows XPのロゴが表示され、しばらくするとログオン画面が表示されます。
Windows XP(ウィンドウズ エックスピー:XPはexperienceの略)ではログオンという作業をしなければなりません。ログインとも呼ばれます。
ログオンとはWindowsの操作画面に入ることです。ユーザーの区別に利用され、これによってユーザーごとに違ったお気に入りや壁紙を設定できます。

自分の名前のあたりをクリックしてログオンします。パスワードを設定している場合は入力して「Enter」を押すか矢印のボタンをクリックします。
デスクトップ

ログオンして最初に表示されるのが「デスクトップ」です。デスクトップには壁紙が表示されており、「アイコン」と呼ばれる絵が置かれています。下には「タスクバー」と呼ばれる帯状のものが表示されており、スタートボタンなどがあります。
デスクトップはその名の通り、机の上のイメージです。壁紙が設定されているのでそうは見えませんが、机の上で何か作業する感覚で操作できます。例えばワープロソフトを起動した画面は、机の上にノートを広げているようなイメージです。昔は真っ黒な画面に白い文字を入力していたので、今の画面は視覚的に自然になってます。
アイコン

アイコンとはデスクトップに置かれている「マイ コンピュータ」などの小さな絵です。アイコンは絵でソフトやファイルの種類や実行されるコマンドを表したものです。
アイコンをクリックすると選択された状態になり、色が少し変わります。ダブルクリックするとソフトが起動したり、ファイルが開いたりします。

アイコンにはファイル本体とショートカットがあります。ショートカットアイコンは他の場所にあるファイルやプログラム、機能などを呼び出すためのアイコンです。ショートカットには左下に小さな矢印が付いているので見分けが付きます。
付いていないものはファイル本体なのでむやみに消したり、名前を変えるとと不都合が生じる可能性があるので、自分が作ったファイル以外はいじらないようにしましょう。
タスクバー
タスクバーとは画面の最下部に表示されている帯状のものです。スタートボタンや通知領域があります。
起動しているソフトがボタンとして表示されます。これをタスクボタンといいます。ソフトの切り替えにとうに使います。
暗く凹んで見えるのが現在選択されているウィンドウのタイトルです。凹んでいるときにクリックするとウィンドウは最小化され、タスクボタンに納められます。元に戻すにはもう一度クリックします。
出っ張っているボタンは選択されていないウィンドウです。選択するにはウィンドウの一部をクリックするか、タスクボタンをクリックします。
また、タスクボタンは複数の同じソフトが表示されている場合、一つにまとまられることがあります。クリックするとまとめられたボタンがメニューとして表示されます。
スタート

「スタート」ボタンをクリックすると「スタート」メニュー(スタートパネルとも呼ばれる)が表示されます。Windows XPではほとんどの作業を「スタート」ボタンから開始できるように設計されています。

スタートメニューには最近使用したソフト、インターネットブラウザとメールソフト、すべてのプログラム、マイ コンピュータやマイ ドキュメントなどのフォルダへのショートカットなどが表示されます。
ウィンドウ

ウィンドウとはソフトな語を起動したときに表示される作業領域です。今、ホームページを見ている画面もウィンドウです。
ウィンドウはいくつでも開くことが出来、同時にいくつものソフトを表示したり、切り替えたり、操作したり出来ます。これがWindowsの語源です。
ウィンドウはタイトルバーやメニューバー、ツールバー、ステータスバーなどで構成されています。タイトルバーの右端にあるボタンが右から「閉じるボタン」、「最大化、元に戻すボタン」、「最小化ボタン」です。一部のウィンドウを除いてサイズの変更や位置の変更が出来ます。
ソフトの起動
ソフトの起動にはいくつか方法があります。
- スタートメニューの「すべてのプログラム」から起動
- デスクトップのショートカットアイコンから起動
- 関連づけられたファイルを開いて起動
- 「クイック起動」などのショートカットやランチャーから起動
- エクスプローラでプログラムファイルを参照して起動
- 「ファイル名を指定して実行」で起動
などです。普段使うのは1から4といったところです。ソフトを使う頻度などで使い分けると便利です。
ソフトの終了
ソフトの終了もいくつか方法があります。
- メニューバーの「ファイル」-「閉じる」などで終了
- タイトルバーの「閉じるボタン」で終了
- タイトルバー左端のコントロールメニューアイコンの「閉じる」で終了
- タスクバーのタスクボタンの右クリックメニューの「閉じる」で終了
- 「Alt」+「F4」で終了
などです。こちらも時と場合によって使いわけると便利でしょう。

フリーズやバグで異常停止した場合は「Ctrl」+「Alt」+「Delete」で「Windows タスク マネージャ」を起動し、アプリケーションタブのタスクから終了したいアプリケーションを選んで「タスクの終了」をクリックします。これは異常停止の場合のみ使ってください。
Windowsの終了

スタートメニューの「終了オプション」で「電源を切る」をクリックして終了します。
電源ボタンを押して終了しようとすると注意されることもありますが、まず問題ありません。今のパソコンは電源ボタンを押したとき、正常な終了処理が行われるようになっているからです。だた、すぐに電源が切れるわけではないので、一度押したらしばらく待ちましょう。間違っても何度も押したり、長押したりしないでください。
ちなみに、異常停止して「Windows タスク マネージャ」で終了出来なくなったときは、電源ボタン長押しで強制終了してください。もう一度、起動してWindowsの修復を試みてください。
絶対にバッテリーのないパソコンで電源ケーブルを抜いたり、バッテリーを抜かないでください。ブレーカーや落雷にも注意してください。