ウィルスとは何か、どのような被害があるのかを解説。予防や対処法も紹介。
ウィルスって何?
ウィルスとは、コンピュータ上で何らかのいたずら、不安定化、データ漏洩、データ破壊などを行うソフトウェアです。人間や動植物には感染しません。また、データを壊すことがあっても、ハードウェアを直接壊すことはできません。
ウィルスはその名でわかるように、自分で感染し、増殖し、ネットワークを介してほかのパソコンに感染します。なので、ウィルス対策をしないと自分が被害者になってしまうばかりか、他の人にも被害を与えてしまう加害者にもなりかねません。また、しばらく潜伏して、突然猛威をふるうこともあります。
症状の一例
保存しているファイルが破壊される
開くことができなくなったり、削除されたりします。すべてのデータが消えることもあります。
保存しているファイルが勝手に送信される
重要な書類や名前や住所、パスワード、クレジットカードの番号などの個人情報が送信される可能性があります。
自分のパソコンに登録されているメールアドレスに、ウイルスメールを勝手に送信する
知人から来たメールがウィルスメールということも。自分が加害者にもなりかねません。
見たこともないファイルがある
「知らないファイルはウィルス」と言うことはありませんが、ウィルスそのものだったり、ウィルスが作り出した何らかのデータの可能性があります。
突然画面がおかしくなる
画面にメッセージや模様が出て消えなくなることがあります。いたずらのように見えますが、裏でデータを破壊するものもあります。
パソコンが起動しなくなる
起動に必要なデータを壊され、起動できなくなることがあります。ハードウェアが壊されて起動できなくなることはまずありません。
などといった症状があります。ウィルスの種類は多様なので、このほかにもいろいろなことをします。また、複数の症状を発生させるウィルスも多いです。
いつ感染する?
メールを使う
ウィルスメールは開くだけで感染することもあります。
ホームページを見る
怪しいページは開くだけでウィルスに感染することがあります。
ファイルをダウンロードする
ホームページやWinnyなどでダウンロードしたファイルが感染していることがあります。
書類を開く
ワードの書類を開くだけで感染するウィルスもあります。
インターネットに常時接続する
何もしなくても、インターネットを介してパソコンにアクセスされ、ウィルスを送り込まれることもあります。
このように、ウィルスはとても日常的な行動で感染してしまいます。
予防するには
ウィルスは常にあなたのパソコンをねらっています。なので、常にウィルスの侵入を監視し、入ってこないようにする必要があります。簡単で確実なのは、市販のウィルス駆除ソフトをインストールし、常に最新の状態を保つようにすることです。
ウィルス駆除ソフトは、常にウィルスの侵入や活動を監視し、ウィルスが侵入してきたり、活動をしようとするとそれを阻止し、駆除してくれます。
しかし、この機能を生かすには、ウィルスソフトがすべてのウィルスについて知っている必要があります。ウィルスは今この瞬間も開発されているので、新しいウィルスの情報を常に手に入れておく必要があります。なので、ウィルス定義の更新は頻繁にするようにしましょう。また、更新期限が切れてしまうと、新しいウィルスに対処できなくなるので、新しくソフト購入するか、期限延長をしてください。
ウィルスソフトをインストールして、更新できるようにして、常に最新の状態を保つことが重要です!でなければ意味がありません。これは常識です!
注意しておきたいのは、ウィルス駆除ソフトは「すでに処方が見つかったウィルスのみ駆除できる」ということです。最新のウィルスができた場合、一度被害が出てから、それが報告され、対処法を開発し、ウィルス定義を作るのが一般的です。なので、最新のウィルスに対して、自分自身で対処する必要もあります。
まずは、信頼できないメールやWebページ、ソフトや書類は開かないことです。便利なソフトのフリをして、実はウィルスだったということもあります。また、Winnyなどのファイル共有ソフトも使わないでおきましょう。ウィルス対策をしていない知人や友人からファイルをもらったときは、ウィルスに感染していないか確認してから開きましょう。
これまで見てきたように、ウィルス対策にはお金と手間がかかります。また、100%ウィルスを防ぐことはできません。しかし、ウィルス対策をすることは、最低限のネチケット(インターネット上のエチケット)です!みんなで意識を高め、ウィルスのない世界にしていきたいですね。
ウィルスの仲間
ウィルスではありませんが、ウィルスのように破壊行動やいたずら、個人情報を漏洩させるソフトもあります。 これらもウィルス駆除ソフトで削除することができます。
トロイの木馬
正体を偽ってコンピュータへ侵入し、データ消去やファイルの外部流出、他のコンピュータの攻撃などの破壊活動を行なうプログラムです。ウイルスとの違いは、他のファイルに寄生したりはせず、自分自身での増殖活動も行わない点です。
多くの場合、全く別の目的で作られた便利なソフトウェアのように見せかけます。ウィルスほどの感染力はありませんが、ウィルス同様の脅威です。
スパイウェア
スパイウェアとは、パソコンを使うユーザの行動や個人情報などを収集したり、空き時間を借用して計算を行ったりするアプリケーションソフトです。得られたデータはマーケティング会社など、スパイウェアの作成元に送られます。
破壊行動などはしません。多くの場合、別目的のフリーソフトに同封されていて、知らず知らずのうちに同意してインストールしてしまっています。スパイウェアを削除するとスパイウェアとセットになっていたソフトが動かなくなる場合もあります。

