システムやメール、お気に入りなど、各種データのバックアップ方法について解説。
システム
システムの復元
Windows XPには、システムの復元という機能があります。問題が発生する原因になったソフトウェアのインストールや、ハードウェアのドライバのインストールなどで行われた変更を、インストールする前の状態に戻すことができます。
システムの復元ポイントはソフトウェアのインストール時などに自動的に作成されることが多いですが、手動でも作成することもできます。
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- 「すべてのプログラム」 - 「アクセサリ」 - 「システム ツール」 - 「システムの復元」をクリックします。
- 「復元ポイントの作成」をクリックして選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「復元ポイントの説明」に適当な説明を入力します。
- 「作成」ボタンをクリックします。
- 作成が完了したら、「閉じる」ボタンをクリックして終了します。
システムの復元ポイントを復元するには、次の操作をします。なお、この作業を行うには「コンピュータの管理者」権限をもつユーザーアカウントで操作する必要があります。
Windowsが起動する場合
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- 「すべてのプログラム」 - 「アクセサリ」 - 「システム ツール」 - 「システムの復元」をクリックします。
- 「コンピュータを以前の状態に復元する」をクリックして選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- カレンダーで復元したいポイントの作成日をクリックします。
- カレンダーの右の一覧から復元したいポイントをクリックして選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 表示される指示通りに起動している他のアプリケーションを終了します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 復元が実行され、Windowsが再起動されます。
Windowsが起動しない場合
- パソコンの電源を入れます。
- メーカーのロゴなどが表示されたら「F8」キーを押しっぱなしにします。
- Windows拡張オプションメニューが表示されたら「F8」キーを放します。
- キーボードの「↑」キー、「↓」キーで、「セーフモード」を選択し、「Enter」キーを押します。
- 「オペレーティングシステムの選択」で「Microsoft Windows XP Home Edition」または「Microsoft Windows XP Professional」が選択されていることを確認し、「Enter」キーを押します。
- 「ようこそ」画面が表示されるので、「コンピュータの管理者」権限をもつユーザーアカウントか「Administrator」をクリックし、ログインします。
- 「デスクトップ」ダイアログが表示されたら、「いいえ」ボタンをクリックします。
- 上記の「Windowsが起動する場合」の操作を行います。
Internet Explorer
お気に入りのバックアップ
Internet Explorerの「お気に入り」をバックアップして、パソコンの初期化時やパソコンの買い換え時に「お気に入り」を復元できるようにできます。
お気に入りのバックアップ
- Internet Explorerを起動します。
- メニューバーの「ファイル」 - 「インポートおよびエクスポート」をクリックします。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「お気に入りのエクスポート」をクリックして選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「Favorites」をクリックして選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- お気に入りを保存する場所を選択します。マイ ドキュメント以外にエクスポートする場合は、「参照」ボタンをクリックして、任意のフォルダを選択します。
- 「完了」ボタンをクリックします。
- 「OK」ボタンをクリックします。
- お気に入りが「bookmark.htm」という名前で保存されます。
お気に入りの復元
- Internet Explorerを起動します。
- メニューバーの「ファイル」 - 「インポートおよびエクスポート」をクリックします。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「お気に入りのインポート」をクリックして選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- お気に入りを保存した場所を選択します。マイ ドキュメント以外にエクスポートした場合は、「参照」ボタンをクリックして、「bookmark.htm」があるフォルダを選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「Favorites」をクリックして選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「完了」ボタンをクリックします。
- 「OK」ボタンをクリックします。
クッキーのバックアップ
Internet Explorerの「クッキー」をバックアップして、パソコンの初期化時やパソコンの買い換え時に「クッキーり」を復元できるようにできます。
クッキーのバックアップ
- Internet Explorerを起動します。
- メニューバーの「ファイル」 - 「インポートおよびエクスポート」をクリックします。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「Cookie のエクスポート」をクリックして選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- Cookieを保存する場所を選択します。マイ ドキュメント以外にエクスポートする場合は、「参照」ボタンをクリックして、任意のフォルダを選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「完了」ボタンをクリックします。
- 「OK」ボタンをクリックします。
- Cookieが「cookies.txt」という名前で保存されます。
クッキーの復元
- Internet Explorerを起動します。
- メニューバーの「ファイル」 - 「インポートおよびエクスポート」をクリックします。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「Cookie のインポート」をクリックして選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- Cookieを保存した場所を選択します。マイ ドキュメント以外にエクスポートした場合は、「参照」ボタンをクリックして、「cookies.txt」があるフォルダを選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「完了」ボタンをクリックします。
- 「OK」ボタンをクリックします。
Outlook Express
メールアカウント情報のバックアップ
Outlook Expressのメールアカウント情報をバックアップすれば、再設定が必要になったとき、入力の手間が省けます。
アカウントのバックアップ
- Outlook Expressを起動します。
- メニューバーの「ツール」 - 「アカウント」をクリックします。
- 「インターネット アカウント」ダイアログの「メール」タブをクリックします。
- バックアップしたいアカウントをクリックして選択します。
- 「エクスポート」ボタンをクリックします。
- 保存したい場所を開き、任意のファイル名をつけます。
- 「保存」ボタンをクリックします。拡張子が「.iaf」のアカウントファイルが作成されます。
- バックアップしたい全てのアカウントで、4から7の操作を繰り返します。
- 全てのバックアップが完了したら「閉じる」ボタンをクリックします。
アカウントの復元
- Outlook Expressを起動します。
- メニューバーの「ツール」 - 「アカウント」をクリックします。
- 「インターネット アカウント」ダイアログの「メール」タブをクリックします。
- 「インポート」ボタンをクリックします。
- アカウントファイルを保存している場所開き、そのファイルを選択します。
- 「開く」ボタンをクリックします。アカウントが復元されます。
- 復元したい全てのアカウントで、4から7の操作を繰り返します。
- 全ての復元が完了したら「閉じる」ボタンをクリックします。
アドレス帳のバックアップ
Outlook Expressのアドレス帳をバックアップすれば、再設定が必要になったとき、入力の手間が省けます。また、他のメールソフトにインポートすることもできます。ちなみに、サブフォルダの内容はバックアップされないので、ご注意下さい。
アドレス帳のバックアップ
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- 「すべてのプログラム」 - 「アクセサリ」 - 「アドレス帳」をクリックします。
- メニューバーの「ファイル」 - 「エクスポート」 - 「アドレス帳(WAB)」をクリックします。
- 保存したい場所を開き、任意のファイル名をつけます。
- 「保存」ボタンをクリックします。拡張子が「.wab」のファイルが作成されます。
- 「OK」ボタンをクリックします。
アドレス帳の復元
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- 「すべてのプログラム」 - 「アクセサリ」 - 「アドレス帳」をクリックします。
- メニューバーの「ファイル」 - 「インポート」 - 「アドレス帳(WAB)」をクリックします。
- バックアップファイルを保存している場所開き、そのファイルを選択します。
- 「開く」ボタンをクリックします。アドレス帳が復元されます。
- 「OK」ボタンをクリックします。
メールメッセージのバックアップ
メールのバックアップ
- Outlook Expressを起動します。
- メニューバーの「ツール」 - 「オプション」をクリックします。
- 「オプション」ダイアログの「メンテナンス」タブをクリックします。
- 「保存フォルダ」ボタンをクリックします。
- 「保存場所」ダイアログに表示されているアドレスをコピーします。コピーするには文字をマウスでドラッグし、選択します。次に、文字の上で右クリックして、「コピー」をクリックします。
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- 「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
- 「名前」に先ほどコピーしたアドレスを貼り付けます。貼り付けるには、文字を入力する部分を右クリックして、「貼り付け」をクリックします。
- 「OK」ボタンをクリックします。
- メールが保存されたフォルダが開きます。
- メニューバーの「編集」 - 「すべて選択」をクリックします。
- 「編集」 - 「コピー」をクリックします。
- 任意のフォルダやメディアに貼り付けます。
メールの復元
- Outlook Expressを起動します。
- メニューバーの「ファイル」 - 「インポート」 - 「メッセージ」をクリックします。
- 「インポート元の電子メールプログラムを選択してください」から、該当するプログラムをクリックして選択します。Outlook Express 6でメールの送受信している場合は「Outlook Express 6」をクリックします。
- 「場所の指定」の「Outlook Express 6 ユーザーからメールをインポートする」をクリックし選択します。
- ユーザー名をクリックします。
- 「OK」ボタンをクリックします。
- 「参照」ボタンをクリックします。
- メールをコピーしたフォルダやメディアをクリックして選択します。
- 「OK」ボタンをクリックします。
- 「次へ」ボタンをクリックします。なお、メールをCD-Rなどにコピーし、ファイルが読み込み専用属性になっている場合、エラーが発生し復元できない場合があります。読み込み専用属性を解除することで回避できます。
読み込み専用属性を解除するには、- 読み込み専用属性を解除したいファイルをハードディスクの空のフォルダなどにコピーします。
- コピーしたファイルをドラッグして選択します。
- 選択したファイルを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
- 「属性」の「読み込み専用」をくりっくしてチェックを外します。
- 「OK」ボタンをクリックします。
- 「すべてのフォルダ」をクリックして選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 「完了」ボタンをクリックします。